論文作成する場合におさえておきたいところ

論文作成、これは多くの人が頭を悩ませるものとなっています。論文とは一体どういうものなのか?そして論文を書くときはどんなことに気をつけるべきなのか?それらについてご紹介いたします。

・論文とは一体何なのか?

論文

昔から作文などで文章を作る必要がある場面は多くあります。学校に在学していると小学校からあるような文章作りですが、それは学年があがるにつれては勿論、社会人になっても論文書く場面はでるもの、しかしこの論文作成は一筋縄ではいかないものです。文章作成にも本人のスキルが必要、構成力などはもともと誰しもが持っているものではないです。

ただ文章を書くだけならまだしも、そこに論文の意味を持たせるとなるとやはり頭を使って組み立てなければいけないもの、それは非常に難しいものとなっています。
論文の時に注意したいのが作者が感じたことを書くのではなく客観的にそれらを見て根拠をあげて論証しなくてはならないもの、一人称の文章は比較的書きやすいですが、三人称の文章を書くというのは本当に難しく、文章のスペシャリストの一つでもある小説家という職業の方々も痛感しているほどのものとなっています。

論文はエッセーや随筆でもなく、ひとりよがりな文章ではない、また読書感想文のような書きかたも間違っており、芸術作品でもない、かといって研究まとめでもいけない……こう書き出していくと結局論文というのはどういうものを書けばいいのか?段々わからなくなるだけではなく、他にも研究や学業、仕事をしている中でこの論文を作成するのはいかに難しいことがというのがわかります。

また日本語での提出も難しい論文ですが母国語ではない言葉で書き記していく、そんな場合は余計に論文作成の難易度はあがっていくものとなっています。学会発表をするために論文作成は誰にでもできるものではなく、義務付けられていてもその文章作成ができるかどうかは別です。
その研究結果が素晴らしいものであっても論文作りで躓いてしまうのは非常にもったいないこと、そんな方のために論文作成代行のサービスもありますので、それを利用するというのもおすすめとなっています。

学会発表、論文発表の場をサポートしてくれるので、十分に組み立てられた論文を作成するのは困難だと感じた場合はこうした外部サービスを利用してよりしっかりと組み立てられた論文を元に発表を行うのも実用的なことだといえます。そろそろ投稿論文を書きはじめなければならない、半年後を見据えて準備していくのが理想的です。

内容が十分で論文事態が高く評価されると国境を超えてそれは掲載されていきます。回数をかさねて漸くその域に達することが殆どですが、どうしても文章作成ができない、論文作成のために努力をしてきたけれどこれだけはどうにもならない、忙しくて論文作成の時間が全くとれない……さまざまな理由で論文作成ができず発表に至れないケースがあります。

最低限でも数か月はかかる論文作成、余裕をもって準備しておくのは勿論論文をいつまでにアクセプトされたいか、そのイメージを明確にして自分で出来ることをしっかり組立て論文作成に臨みたいところです。

・論文作成のために大事なことは?

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論文作成は工程も大事です。
作品作りにも工程があるように、論文を作成する場合でも工程をきちんと組むというのは大事で、準備や順序を組立てそれを数か月間かけて肉付けしていき構築する作業は大事となっています。まず論文作成において最初に行っておきたいのは日々の研究生活で少しずつ骨格作りを始めていく事です。

英語での論文作成の場合でもまずは日本語で伝えたい内容の取り捨て選択を行い論文のアウトラインを作るのがよいです。そしてそれは日々の研究の中でも少しずつ準備ができることとなっており、論文執筆を意識してデータ整理を日々行う人もいます。いずれ論文にするために、ときちんとその時その時でデータを簡単なグラフ数か月に一度整理をする、それは論文作成において大事なことです。

まっさらなところにいきなり沢山のデータを用いて論文を書いていく、というのはとても難しいもの、計画性を大事にしてデータ整理をするためにも、定期的に学会発表を組み込んで強制的に締め切りを作るというのも有効です。
もとデータが集まってから、もっと良い結果が出てから……実験に熱心に集中しているとどうしても考えてしまうことですが、データ整理が後回しになってしまう理由にもなりますので、定期的なデータ整理はしっかり意識して行っていくのがおすすめです。普段からこうした準備に取り組むのが理想的、そして次に行うのが投稿ジャーナルを選ぶことです。

沢山のデータを摂っている場合ジャーナルを選ぶ作業はとても大事、それによってセクセプトまでの期間に大きな差がでます。最終決定は執筆が本格化した段階でも大丈夫ですが、早い段階で方針についてはしっかり決めておくのがおすすめです。
そして執筆、前述したアウトラインはここから生かされていきます。指導教員とのディスカッションをするのもおすすめで、アウトライン作りをしっかり行っていきたいところです。

次に図表を作る、アウトラインにそって必要な図表を作っていく為にも情報の取捨選択は非常に大事なものとなっています。そして本分、最初からアウトラインにそって流れを組んでいくのではなく、着手しやすい項目からどんどん書いていくと効率的です。投稿規定に添ってしかしクリティカルな情報をきっちり入れていくためにもアブストラクトは最後に残していくのをおすすめいたします。

引用文献で抜けや間違いがないかなども最後まで気を抜かずに仕上げていきます。そして複雑な投稿規定を確認しつつ投稿、これは早い段階で確認しておくべきですが、細かい規定は投稿が近付いてからでも確認は遅くないです。やり直しをしないためにも最初から投稿規定を確認しておくのも効率のいい方法です。
投稿後の試練、アクセプト後……この後にもたくさんのやることはありますが、論文作成において大事なのはデータの整理、アウトラインについてのディスカッション、そして投稿規定の確認です。一仕事終えた後でもやるべきことはたくさんありタイトなスケジュールが多数存在しますが、ざっくりとした大事なポイントはこうした部分にあります。

・たくさん書くのが論文作成のコツ

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最初から論文を上手く書く、というのはとても難しいものです。まずはそんな大量の文字数をこなすというのが難しいもの、数百文字程度ならなんとかなりますが、万単位の文字を書くというのは慣れが無ければ難しいです。
また書いている間に自分が何を書いたか忘れてしまうというのもありがち、慣れていない間はそうなってしまっても仕方ないのです。そのためにも論文はしっかり数をこなすのが大事!きっちり文字制限内にまとめる研究ノートよりも難しい部分はたくさんあります。

しっかり数をこなし、またアウトラインはパワーポイントで作成してわかりやすい設計図を作るのもおすすめ、あとで自分が見てもわかりやすい資料を用意するのがおすすめです。
論文作成にはたくさんの労力がかかります。自分でしなければならない場合も多いですがあまりにも様々な業務に追われてその時間がとれない、余裕が無い場合は論文作成を外注するという手段もとれるようになっています。